(記者)
SBSですよろしくお願いいたします。新型コロナの件ですいません幾つか確認をさせてください。まず先ほど本部員会議が開かれまして、新しい県の方針というのも、いくつか固められたものが出ておりますが、まず、今回この急速に拡大した原因としては、いわゆる連休中の人の往来が増えたこと、そして変異株というものの存在が大きいと思います。特に今回この方針を見てみますと変異株という単語がたくさん出てくるんですけれども、やはり今回の方針一番こう念頭に置かれるのは変異株の存在ってことなんでしょうか。
(知事)
変異株はもちろん念頭に置くべき重要な項目の一つです。しかしながら、それだけではありません。やはり、年末年始、もうこれは感染者が増えました。それから年度の3月から4月にかけても増えました。今回は明らかに、連休、これは影響してると。しかも、静岡県の場合は、この首都圏、あるいは愛知県よりですね、10日前後遅れてこちらに影響が出るということがこれまでの経緯から示されてるわけですね。そういうその経緯に照らして今回も同じように、この増えてると。しかも今回の増え方は、従来に比して決して劣るものではないと。ただこの危機感もあります。一方、変異株が9割近く増えてるってことでですね。これは全国的にそうなっているということで、従来株から変異株に置き換わっているというのが現状認識で、しかも変異株が感染力が高いということも認識しておりまして、そういう結果も加わったということであります。
(記者)
先ほどの幹事質問にもあったんですが、ステージ3になりますと、いろんなことの要請ができるようになりまして、まず飲食店の時短営業の件なんですけど、この時点ではやらないということなんですが、先ほど今後の方針の中では増えた場合、感染が広がってしまった場合、クラスター等が増えた場合は、短縮要請を行うと書いてありますが、これ、どれくらいの基準で考えてらっしゃいますか。
(知事)
そうですねやっぱりこの医療逼迫状況ってのは本県はお医者さんの数がですね、人口に比して少ないと。40何番とかですね全国で非常に厳しいわけです。ですから、病床の逼迫あるいは医療体制の崩壊ということはあってはならないので、これを考えると。、一方、感染者数がどのように増加してるかと、これ1週間単位でこう見ているということであります。こうしたこの病床の占有率とか、それから新規感染者数とか、こうしたことに照らしてですね、対策を取らなくちゃならないと。で時短要請は、これは基本的に飲食店ですね。だけども、個別具体的にこの感染がどのように起こったかというのを、毎週、後藤参事の方から、皆様方にご紹介申し上げてるようにですね、飲食店だけで、これが増えたということではないということですね。ですから、集団が、なされたような場面。これは家庭であったりですね。あるいはそのパーティーであったり、屋外であってもバーベキューであったりですね、そうしたところで増えてきたと。しかも若い人に比較的多いと。高齢者よりも、割合として高齢者の割合が減ってるわけですね、言い換えると、若い人たちの感染者数が増えてるということでございましてね、ここに対して自粛を、呼びかけたというのが今回の大きなものでありまして、それですからすぐに時短要請に結びつかないということですね。しかも、時短要請をするためのこのまん延防止重点措置を取っているところご覧なりますと、この10万人当たり、30人とか50人とかですね、非常に高いと、本県の場合には、15人ぐらいでしたかね。15人弱ということでございますから。かなり低いわけですね。ですから時短要請をするということも、数字的根拠ってのは大きくないということです。
(記者)
わかりました。もう一つ最後に質問させてください。県の行動の方針の中で、学校教育活動というところがあります。変異ウイルスは若年層にも移りやすいということで警戒が進んでるかと思うんですけれども。いわゆる学生に対しての対策っていうのは実はここの中にもあまりなんかこう具体的なものがないように見受けられるんですけれども。いわゆる学校生活の中で、新たな何かのその対策とかっての考えてるのがあればちょっと教えていただきたいのですが。
(近藤健康体育課長)
教育委員会健康体育課の近藤と申します。よろしくお願いします。学校現場への変異株に対する新たな対策というご質問でございますけれども、国の方から示されました、先日示されたばかりの新しい生活様式のマニュアルの中でもですね、特に変異株だからこうだっていった対策を示してきてるわけではございませんで、基本的にはこれまでの対策は有効だといったことを申しております。ですので県の教育委員会といたしましては、まずその考え方を周知するとともに、今回ですね、集団なんかもいろいろと課題があると、あとそれに加えてですね、やっぱその学校の教育活動だけでなくですね、そういう登下校等も含めて、いろんな行動のシーンで、そのリスクがあるといったところを改めて注意喚起するようにということで各学校の方には通知を配布したところでございます。以上です。
(記者)
大丈夫です。ありがとうございました。以上です。
(記者)
産経新聞です。すいません知事にお伺いしたいのですが、オリンピックで、開催県に対してですね、選手や関係者専用のコロナ病床の確保を求められている県があるという報道が出ております。まず、本県に対して組織委員会から選手専用のコロナ病床の確保の要請というのはあったんでしょうか。
(知事)
私はまだ承知しておりませんが、担当者来てますか。植田君どうですか。担当部長は、ちょっと、返事に困ってるわけですからまだ来てないってことだと思います。
(記者)
もし、そのような要請があった場合にはどのように対応されるのか
(知事)
ともかく、きちっと対応しますしなくちゃいけないというふうに思いますけれども。
(記者)
きちっと対応するというのは選手専用のコロナ病床を確保する方向で対応するということで。
(知事)
これは難しい質問ですね。ですけど、目下のところそれ来てませんのでね。ちょっと軽軽に答えない方がいいですね。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
静岡新聞社と申します。コロナ対策についてお尋ねします。マスクの着用や手指消毒、ソーシャルディスタンス、こういったものに加えて集団を形成する場面を極力減らすということが、今回また新たに呼びかけられてらっしゃることだと思うんですが、これはもうその集団形成というのはどれくらいの規模ですとか、どういった場面を想定されてるのかというのを教えていただけますでしょうか。飲食店で4人以下での会食はこれまでOKだというようなことをおっしゃってたと思うんですが、そういったことも含まれてくるのかどうか、教えてください。
(知事)
これまでの対策と変わったところはありませんけれども、家族以外、あるいは同居人以外、通常生活を共にしてる人以外と、会食をするとかあるいは勉強するとかパーティーをするとか、こうした形での集団の形成に対して、できる限り自粛していただきたいということですね。
(記者)
そうすると、例えばその友人ですとか、職場で4人以下で居酒屋とか飲食店で会食をするということは、極力控えてもらいたいというふうなことでしょうか。
(知事)
これはですね、なかなか難しい質問ですね。4以下で、食事をして大丈夫なように感染対策をきちっとしているところがあって、今回、予備費を使って、まずその、いわゆるこの認証をですね、ステッカーをこう出していくというところまできてるわけですが。そうしたところに行くなというふうに言えませんが、そうしたところでは、アクリル板を設置したり、もちろん手指の消毒をしたりですね、マスクの着用を店の方がお客さんに言ったりですね、徹底してるところが幾つもあります。さすがに店の方でもですね、しっかりされてるところがあるということですが、そうですね今の寮とか、職場で自分が常にいる場所を変えて休憩するとか、居場所を変える場合、そういうところでもですね、感染が報告されておりますので、そうしたことについて、注意して欲しい。今日はですね、後藤参事も来ていますので、このあたりの正確な認識を、現状の認識をお願いします。
(後藤参事)
皆さんこんにちは。健康福祉部参事の後藤でございます。いつも御報道ありがとうございます。健康福祉医療関係者の方々からの御意見は、やはり少人数でもあってもですね、県外の方と会われたことがある、もしくは県外の方に行ってきたばかり、出張等ですね、そうした方を含んだ少人数の会食をですね。このステージ3の時期では、できましたらお控えしていただきたいというふうに考えています。実際に、4、5人のグループで、はしご酒といいますか、何軒もお店を夜遅くまで回ったといった事例で、その中で感染が広がったということもございます。ですので、様々な店に出入りしている方や、多くの人々と交流が深い方におかれましては、やはり自粛をしていただきたいと。ご家族のみのですね、外食にしていただきたいというふうに考えてます。ワクチンの接種が浸透し、変異株につきましても感染の減少が見られた場合には、また、そういった友好を深めるような会食ができるようになると考えてますので、今この時期は、是非とも協力をですね、一緒に4人5人であっても、久しぶりに会った方というのは行かれないようにお願いしたいというふうに考えています。
(記者)
はい、ありがとうございます。 |